ベルウィックサーガプレイ日記:第14章
- tetujingo
- Jun 5, 2015
- 5 min read
Updated: Oct 7, 2021
第14章
■任務『集いし者』
13章にて、バストンの死守を命じられていたシノン騎士団。
増援に次ぐ増援を対処しきれなくなり、もう絶体絶命……!
そんな中、突然敵軍が撤退し始めます。
訳が分かりませんが、そのおかげでリース達は九死に一生を得たのでした。
これも全て使徒セレニアであるリネットが、休戦の使者として自身の帝国への引き渡し要求を飲んだからです。
そのおかげで休戦協定が成立し、ギリギリのタイミングで帝国軍に撤退命令が出されたのでした……。

ってことは今、リネットは帝国軍に囚われてるんじゃん!
しかも聞いたところによると火刑に処せられる予定らしい。
それを知ったリースは、国王陛下にリネット救出の許可を得ようとします。
でもバカ殿が、そんな提案を受けいれてくれるはずがありません!
上司が無能で横暴でも、これまで文句1つ言わずに仕事をこなしてきたリース。
頼まれるのはいつも、下手したら生きて帰ってこられないような過酷な任務ばかり。
それでも想定以上の成果を上げてくるリースは本当に格好いいです。
学生時代にプレイした時は
「なんでリースはバカ殿に言われるがままなの!?
悔しくないの!?
こんな国、もう捨てちゃえばいいのに!」
と思ったものですが、社会人になってからプレイしてみるとリースの言動がものすごく理解できるんです。
リースはいわゆる中間管理職の人間なんですよ……!
彼の言葉1つで500名のシノン騎士団員達が……シノン公国そのものが追い詰められることだってあるんです!
そんな簡単な問題じゃねぇんだ!
このやるせなさと苦しみが理解できる、社会人にこそプレイして欲しい。
でもプレイ時間と手間を考えると、社会人にはほぼプレイ不可能なSRPG。
それが……ベルウィックサーガ!
だからリースは理不尽なことを言われても、父親が戦死しても、一番の部下に「無理しなくてもいいよ」と言われても、耐えて耐えて耐えまくっておりました。
そんな彼が……ついに国王に逆らったのです!
リースにだって譲れないものがあるんだよな……!
リネットを助けるために、リースが1人きりで草原を馬で駆け抜けていくシーンは、感情移入しすぎてうっかり泣きそうになりました。
だけどリースは1人ではありません!
彼は部下に迷惑を掛けないよう、こっそりと抜け出したつもりでしたが……
そこには先回りしていたシノン騎士団員が勢ぞろいしておりました!
このシーン、めっちゃいいんですよ……!
皆がリースに対して一言一言言ってくれるんだけど、その台詞がまたいいのです。
どうやら、今まで散々助けてあげたヴェスター公子もバンミリオン公子も、リネットを救うために手伝ってくれるようです!
よっしゃああぁぁーッ!
シノン騎士団、全軍前進じゃあ!

……と思ったんですけど、このマップ超いやらしい!
「賢い私は南で同盟軍が敵を引きつけている隙に北から迂回し、跳ね橋を封鎖した後に砦を制圧してみせるぜ!」と意気込んでプレイしてみたら、番小屋にアサシンが潜んでいてまさかのセディ即死……。
そして封鎖できなかった跳ね橋からは、ランス&ジャベリン装備のブラックナイトが怒涛の如く攻めてきて……!
制作者の仕掛けた罠にあっさりとハマってしまった……。
あまりの悔しさに、ギリギリ歯ぎしりをしながらも即リセット。
その後は戦法をガラッと変えて、慎重に慎重に進軍してボスを撃破しました。
北側なんて完全スルーがベストなんじゃい……。
しかしこのマップ、ここで終わりではありません。
ここから新たなボスと共にバーサクの呪文で敵側に寝返ったリネットが参戦してきます。
そしてこの瞬間。
義妹リネット・ラブリー神話が崩壊します。
まずは、リネットの所持スキルをご覧ください。
・癒し ターン開始時に、周囲3ヘクスにいる味方のHPが0~3回復する。
・支援 周囲5へクス以内にいる味方の命中率が3%上昇する。
・手加減 敵のHP以上のダメージを与える場合、
代わりにHPが1残るようにダメージを与える。
・魔法回避 相手の魔法で攻撃されたとき、相手の命中率の上限を33%にする。
・乙女の守り 周囲3へクス以内にいる味方の防御力が5上昇する。
・特殊支援 隣接するリースの致命率を100%にする。
そして武器。
・パラスセレニア 2射程の最上級攻撃魔法。
・セレニアの弓 3射程まで攻撃可能。
これを見た時、「こ、こいつ……ただ者じゃねぇ……!」と、素でビビってしまいました。
特殊支援って何だよ! 乙女の守り、便利すぎだろ!
っていうか射程3の弓って! パラスセレニアって!
こんな強力なものを当たり前のように持っているリネットさん……
ちょっと恐ろしい。
スキル如きでそんなに印象変わるか? と未プレイの方は思うかもしれません。
ですがこのゲームではスキル=キャラの性質そのものであると言っても過言ではないのです!
例えばディアン。
帝国兵は皆殺しが信条の彼は「連続、怒り、捨て身」という明らかに物騒なスキルを持っています。
でも騎士団入りイベントでイゼルナに説教されてからは、「手加減」という改心したのが丸分かりなスキルを習得するのです!
それほどまでにスキルとキャラの関係は密接なのです……!
だからもう、リネットをただのかわいい義妹キャラだと思うことなんてできない!
……リネット様じゃ!
もうこの御方は、リネット様なんじゃあああぁぁ!!!
そんなリネットを救おうと、巫女であるサフィアも協力を申し出ます。

リネットのバーサク、治してくれるってさ!
なんて頼もしいんだ! さすが私の嫁!
でも、防御力がペラペラな彼女を前線に出すのは冷や冷やしました。
うっかりリネットに射殺されたらどうしよう……みたいな。
そんなわけでこのマップは、リネットにビビりつつも終わった感じですね!
残ったボスも我らがシロックの三連射とランスで何とかなりましたし!
ああ……リネット怖かった……。
でも救えて良かった……!
■14章まとめ
14章、めちゃくちゃ楽しかったです!
こんなにハラハラドキドキするマップを初見プレイできるなんて、「再プレイして良かった」と心の底から思いました。
ターン制限も短いし、10章とはまた違った緊張感がありますよね。
今回フルボッコにされてしまった街道守備隊……いつか再チャレンジしてみたいです!

この3名の前髪、おそろいですよね……と言いたかったがために用意した絵。
ちなみにストーリーの方ですが、この後色々あってナルヴィアの王宮を制圧しに行くことになりました。
聞いた話によると、バカ殿が帝国軍を招き入れちゃったらしい。
そんなわけで、次がラストマップです。
リネット様を味方キャラとして操作できる……!
そのワクワクに胸を躍らせつつ、次回へつづく!!
Comments